Leadership Infographic

コミュニケーションの
「構造」を再定義する

なぜ、あなたの「正論」は部下に響かないのか?
情報伝達を超えた、真のリーダーシップのための対話論。

図:リーダーが費やす労力 vs 実際の信頼構築への影響度(概念図)

あなたは「ニュースキャスター」に
なっていませんか?

多くのリーダーが陥る誤解。それは「コミュニケーション = 正確な情報の伝達」だと思い込んでしまうことです。 「今期の目標はこれだ」「データはこうなっている」...確かに正確性は重要です。しかし、それだけならAIやメールで十分です。

人間相手にリーダーシップを発揮する時、この「情報伝達偏重」の姿勢こそが、実は最大のボトルネックになっています。

コミュニケーションの「7つの機能」

社会心理学の視点では、コミュニケーションには7つの多面的な機能があります。 ビジネスでは「情報」と「解決」ばかりが重視されますが、それは全体の一部に過ぎません。

1. 感情表現

喜び、悲しみ、怒りなどの情動的反応を共有する。

2. 関係構築

親睦を深め、信頼関係(ラポール)を作る。

3. 自己表現

アイデンティティを確認し、承認を求める。

その他:情報伝達、意思伝達、社会統制、問題解決

リーダーの意識のズレ

ビジネス現場で起きがちな「機能不全」の可視化

なぜ「正論」が届かないのか?

上層:情報・論理(正論)

意識されやすい部分。「ロジックとしてはこうだ」「数字はこうだ」。

下層:感情・関係・自己表現

見落とされがちな土台。これはいわば「Wi-Fi環境」です。 ここが繋がっていない状態で、いくら高解像度の「正論データ」を送っても、パケットロスするだけで絶対に届きません。

INSIGHT

リーダーが知るべき
「8つ目の機能」

それは思考の整理(外在化)です。
人は「相手に伝えるため」だけでなく、「自分の考えを整理するため」に話しています。

🧠
Muddle

1. 混沌とした思考

Output
🗣️

2. 言葉にする

Input (Hearing Self)
💡
Clarity

3. 客観視・整理

聞き上手なリーダーとは?
面白い返しをする人ではありません。部下にこの「思考の整理サイクル(オートクライン効果)」を回させてあげられる人です。

「情報」を捨てて、「心」に触れる手順

01

感情を受け止める (Wi-Fi接続)

「大変だったな」「頑張ってるな」。まずは共感し、通信インフラである関係性を確立します。

02

思考を整理させる (オートクライン)

「どう思う?」「君ならどうする?」。遮らずに問いかけ、彼らに喋らせて、自分で答えを見つけさせます。

03

情報を乗せる (情報の伝達)

ここまできて初めて、あなたの「正論」や「データ」を伝えます。土台があれば、情報は必ず届きます。

遠回りに見えるこのプロセスこそが、
人を動かす最短ルートです。