なぜ、あの人と話すと噛み合わないのか
人には「使いやすい感覚(本記事ではOSとします)」がある。
──あなたは「視覚 V・聴覚 A・体感覚 K」のどれを優先していますか?
会議で、こんな経験はありませんか?
- 「ちゃんと説明したのに、なぜ伝わらない?」
- 「資料は完璧なのに、なぜ動いてくれない?」
- 「話が長い…結論だけ言ってほしい」
多くのビジネスマンは、これを 能力・性格・やる気の問題だと思いがちです。しかし実は、その多くは
思考の入口(感覚の使い方)の違いで説明がつきます。

関連動画はこちらです。https://youtu.be/Tffrjz6Hmxw
人は3つの「思考OS」を持っている
人は情報を理解するとき、無意識にどれかの感覚を強く使っています。
◎ 視覚優位(Visual):見ることで理解する
◇ 聴覚優位(Auditory):聞くことで理解する
◆ 体感覚優位(Kinesthetic):やって感じて理解する
これは心理学・教育・コーチングの世界でVAK理論と呼ばれる考え方です。重要なのは、どれが優れているかではなくどれが自然かという点です。
まずは自分を知る:5問セルフチェック
深く考えず、直感で選んでください。
Q1. 新しい業務を覚えるとき
A. マニュアルや図を見たい
B. 誰かに説明してもらいたい
C. まずやってみたい
Q2. 会議で分かりやすいのは
A. 図解された資料がある
B. 口頭説明が整理されている
C. 実例・デモがある
Q3. 思い出すときに強いのは
A. 光景や配置
B. 会話や言葉
C. その時の感覚や気持ち
Q4. 人に説明するとき
A. 図やスライドを使う
B. 順番に話す
C. 実演や体験談を話す
Q5. 集中が切れるのは
A. 視界がごちゃついたとき
B. 周りがうるさいとき
C. 長時間じっとしているとき
判定
- Aが多い → 視覚優位
- Bが多い → 聴覚優位
- Cが多い → 体感覚優位
これだけでは設問数が少ないのでセルフチェックをしてください。
VAKセルフチェックサイト(合計30問)
※同数の場合はミックスタイプ(ビジネス的には非常に強い)
3タイプを一気に俯瞰する
| タイプ | 理解の入口 | 強み | つまずきやすさ |
| 視覚優位 | 見る | 構造化・設計 | 動きが遅くなる |
| 聴覚優位 | 聞く | 説明・調整 | まとまりに欠ける |
| 体感覚優位 | やる | 実行力・現場力 | 再現性が弱い |
ビジネスで起きる「すれ違い」の正体
典型的な失敗例です。
- 視覚優位の上司
→「資料を見れば分かるだろう」 - 聴覚優位の部下
→「説明されていない」と不満 - 体感覚優位の現場
→「結局どう動けばいい?」
誰も間違っていません。OSが違うだけです。
成果が出るチームは、OSを混ぜている
強いチームはこう分業されています。
◎ 視覚優位:構造を作る(戦略・設計)
◇ 聴覚優位:言葉で回す(調整・合意)
◆ 体感覚優位:現実を動かす(実行)
逆に、同じタイプだけが集まると偏ります。
- 視覚だけ → 決まるが動かない
- 聴覚だけ → 話すが決まらない
- 体感覚だけ → 動くが続かない
問いとして残したいこと
最後に、読者に投げたい問いです。
- あなたは「伝えているつもり」になっていないか?
- 相手のOSに合わせて話しているだろうか?
- チームに、足りないタイプはいないだろうか?
能力開発の前に、性格分析の前に、■ 思考の入口を揃えること!それだけで、会議も、指示も、人間関係も驚くほどスムーズになります。
まとめ
- 人は「見る・聞く・感じる」のどれかが強い
- 噛み合わなさは能力差ではない
- 違いを知れば、武器になる
ビジネスとは、違うOS同士で成果を出すゲームです。まずは自分のOSを知る。次に、相手のOSを尊重する。それだけで、あなたの仕事の難易度は確実に下がります。
ではでは、Enjoy your life.
